風疹の感染が首都圏を中心に広がっています。
国立感染症研究所によると、11月4日までに報告された今年の風疹患者数は1884人に上っています。
風疹は咳やくしゃみの飛沫などで感染し、妊娠初期の妊婦が感染すると赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になる恐れがあります。「先天性風疹症候群」とは妊娠約20週までの器官形成期に当たる妊婦が風疹に感染すると、お腹の中の赤ちゃんにもウイルスが感染してしまい障害を引き起こすことで、最悪のケースでは死に至るほか、心臓の疾患や難聴などの後遺症を引き起こします。そのため、風疹抗体を持っていなければ妊娠前に接種することが大切です。
また男性の方も、妊婦さんに風疹を移さないようにするために、風疹抗体を持っていなければ是非とも予防接種することが大切です。
当院では自費にはなりますが、風疹抗体検査をしています。
又、風疹と麻疹の両方の検査をする事もできます。
風疹抗体を持っていないか、十分ではない時には予防接種をおすすめさせていただいております。
妊活目的ならば、地域によりますが公費で予防接種できる場合があります。
名古屋市の公費でワクチンが接種できるのは、風疹の抗体がない場合に限ります。
御興味のある方は、気軽に御相談ください。