●患者様の基準
・直ちに禁煙しようと考えていること
・ニコチン依存症のスクリーニングテスト(下記参照)が5点以上であること
・喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
・禁煙治療についての説明を受け、文書により同意すること
・3ヵ月間に5回の診療計画(初回、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後)に、必ず受診できること
●ニコチン依存症のスクリーニングテスト
はい 1点 / いいえ 0点
(問1)自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
(問2)禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
(問3)禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
(問4)禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
(問5)問4 でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
(問6)重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
(問7)タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
(問8)タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
(注) 禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
(問9) 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
(問10) タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
●睡眠時無呼吸症候群の検査、経鼻的持続陽圧呼吸療法導入について
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間のことなので、自分でその症状に気づくことはなかなか難しく、検査や治療を受ける人が少ないのが現状です。寝ている間の無呼吸が、日中の活動時に、判断力・集中力・作業効率の低下を招き、仕事や運転に悪影響を及ぼします。
何かが起きてからでは遅いのです。以下の症状に心当たりがあれば、一度、検査を受けてみましょう。当クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を行っていますので、お気軽に御相談ください。
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかき始める
・睡眠中に呼吸が止まっていたと人から指摘される
・熟睡感がない
・起きた時、頭痛や身体が重いと感じる
・口が渇く
・昼間、眠くなることがよくある
・集中力が続かない